ある平日の午後、大手企業のオフィスビルにある会議室に、一人のスーツ姿の女性が現れた。
姿勢はよく、見た目もきちんとしていて、いかにも「できるビジネスウーマン」といった雰囲気。
受付をした社員は、今日のクライアントとの打ち合わせ相手が彼女だと思い、「こちらへどうぞ」と丁寧に会議室へ案内する。

――彼女は困ったように笑いながら
「ここでするの？」

実は彼女、同じビルにいる別のフロアの個人客から呼ばれたデリバリーヘルスの女性だったのだ。
依頼者の部屋番号を間違え、偶然開いていた会議室に入ってしまったとよう。

受付した社員は顔を真っ赤にしながら、そっと会議室のドアを閉めた。


※本作品は、イラスト作成にAIを使用しています。

FANZA